“スマホ表示最適化サイト” これを考える ~起業・独立開業への道 其の四~
自分の行うビジネスがB to Bなら サイトもB to B 仕様へ
B to C なら スマホ専用サイトでも良いんじゃない ?
ユーザーの環境・デバイス確認の重要性
起業・独立開業にあたりWebサイト新設を考える。
まず下記の事を再確認ください。
1, 自分が誰に何をしてお金を稼ぐか = B to B or B to C どちらか。
2, Webサイトのコンテンツとターゲットキーワード = 検索クエリとのWebサイト内コンテンツとの整合性の検討・構築。 3, パソコン or スマホ 表示のどちらに重きを置くのか。 |
まずこの3つは明確にしておかないと、Webマーケティング・プロモーションは始まらない。
いや、制作してもお金にならないWebサイトになります。
データからの検証
わたくし、毎日アナリティクスとサーチコンソールで、契約先のサイトのアクセス解析とSEOのお手伝いをいたしております。
その経験値ならびデータを基にお話させていただきます。
閲覧者のデバイスの違い
ターゲットキーワードも企業担当者を意識したキーワードと、コンテンツとの整合の取れたWebサイトの場合。
B to B = パソコン 80% のユーザー環境 = 閲覧者のデバイスとなることもあります。
B to C = エンドユーザー相手で尚且つ女性がターゲットの場合は、スマホ 75% 以上となることもあります。
当方の調査値ですが。
・上記の数値から判断すると、B to B はパソコン表示に重きを置く。
・B to C はスマホ表示最適化をきちんと行う。 |
となります。
これはロジックではなく、私のWeB制作とは別の商売、私が経営しているリアル店舗での経験値でも言えます。
レスポンシブデザインのWebサイトと言っても、スマホで見やすく表示されているサイトは以外と少ないのです。 |
その理由は ?
サイト制作を依頼するお客様自身が、サイト制作時のチェックをパソコンばかりで行う。 よってビジュアル先行のパソコン表示優先サイトになっている場合が多いとも言えます。 |
B to B ならこれで構わないと言えるかもしれませんが。
しかし、B to C ならスマホ画面でのチェツク・ダメだしをするべきと存じます。
スマホの寸法 = 液晶画面はパソコンよりもかなり狭いのですから。
ピクセルで言うと横幅 375ピクセルと言っても良いでしょう。
たった375ピクセルの画面表示という事を意識せず、パソコンを見ながら良い・悪いのチェックはどうなのでしょう?
キーワードとコンテンツとの整合性とは ?
仮定して話をしてみましょう。
1, 貴方のビジネスはキャリアコンサルタント。
・企業のスタッフ教育がメイン業務で、稼ぎたいコンテンツ。
・売り上げは企業との契約金。いわゆる B to B ビジネス。 |
しかしWebサイトに訪れる・閲覧するユーザーは、転職斡旋・相談を求めたいと言う方が大半。
よってお金を生まないWebサイト決定となります。
2, 貴方のビジネスはWebマーケテイング構築 & コンサル。
・売り上げは企業との契約金・いわゆる B to B ビジネス。
・サイト構築後、コンサル付きの年間マーケティング運営契約がもっとも稼げるコンテンツ。 |
しかしWebサイトに訪れる・閲覧するユーザーは、1円でも安く・速く制作してもらいたいと思っている方。
それが叶えばそれで良い、年間契約なんて必要ないしするつもりもない。
と考えている方ばかりが訪れるサイト。
よってお金を生まないWebサイト決定となります。
なぜそうなるのか ?
一言で表現するとズレとミスチョイスです。
誰に・何をどうして・どうお金にするか。
サイトオーナーである貴方自身が明確にできてないからです。
いや、どういうキーワードで、どのコンテンツに誘い、どう商談に持ち込み、落としどころはこれ。
という戦略ありきのWebサイト制作をしていないからです。
サイトオーナーの希望・思惑と、ユーザーの希望・欲しているものにズレが発生してしまった結果です。
スマホ ? パソコン ? どちらに軸足を置くか
モバイルファースト・モバイルフレンドリーというグーグル
モバイルフレンドリー = グーグルがうちだしたもの。
2015年4月から行ったもの。
内容は「スマホでの表示がきちんとされたものが好ましい」って、評価するって事です。
ざっくりですが。
これを見てもスマホ表示最適化は無視できません。
たとえゴリゴリのB to B ビジネスでもです。
検索エンジン = グーグルが言っているのですから、抗う理由はみつかりませんね。
B to C ビジネスなら尚更ですね。
・ユーザーとの初めての出会いはスマホ。
・着地して欲しいページ = 成約のためのコンテンツはパソコン表示で。 |
こう考えたらいかがでしょうか?
例えば、建築士の方とかは、施工実績 = 建造物のクオリティーを見せたいですよね。
しかし、横幅375ピクセルの液晶画面のスマホでは・・・。
よって、実績ギャラリーなどを見て頂きトドメを刺す ! と考えている方は、パソコン表示で大きい綺麗な画像のコンテンツとなりますね。
人情であり必然とも言えますね。
まとめ
以上、駆け足で3つの事項を書きましたが、2,の整合性の部分はサイトオーナーとWeb制作者とのきっちりとした打合せとコンセンサスが必要になります。
また、制作者も”リアルにお金の稼ぎ方” という事を理解していると言う事も、必須と言えるかもしれません。
この整合性がとれたWebサイト構築と言う事が、我々制作者の忘れてはいけない最重要事項となります。
「整合性」という事を広く極端な事を言うと、例えば、サイトオーナーのご商売がダイビングショップ = 海に潜るショップ。
なのに、サイト閲覧者 = ユーザーがスカイダイビングのショップ・企画会社を探していた。
なんて、リスティング広告では実際に起こる、笑えない・恐ろしい話しもあります。
すべては ”キーワードとコンテンツの整合性がはじめの一歩” と考えます。
はじめ良ければすべてよし。
いにしえからの言葉に嘘はございません。
しかし、逆ならば・・・。
では、また。