起業・独立開業への道 其の一 ~Webサイトを制作する前の準備~
ただたんに制作したホームぺージはお金を生まない
ビジネスを始めるとなると、このご時世Webサイト=ホームぺージは必須。
しかし、WordPressが良いと聞いたので、それでいこう ♪では、数字は発生しない。
さあ、そこで下記の段取りでサイト構築を行おう ♪
1,ターゲットキーワードの決定
ワードプレスサイト=CMSの利点は、従来のHTMLサイトに比べ検索エンジンに対し、有利なシステムです。
また、投稿機能を使用しコンテンツをインターネット上にアップロードし、検索上位表示も狙えます。
よって、Webサイトを制作する前に、どのキーワードでWebマーケティングを行なうかという事を明確にする必要がある。
ビックキーワードとロングキーワード
例えばネイリストとして独立・開業する場合は、キーワードとして「ネイルサロン」と決めがちだが、このキーワードだと日本全国となる。
日本全国の人をお客様にする必要があるだろうか?
また、全国区にすると競争相手も相当数となる。
よって、地域をつけたり、技法をつけたりした方が良いだろう。
「ネイルサロン 渋谷」とか「ネイルサロン 一層残し」というキーワードにする。 |
「ネイルサロン」が ビックキーワード。
「ネイルサロン 渋谷」「ネイルサロン 一層残し」が ロングテールキーワード。
という分け方になる。
独立・開業後のしばらくは、このロングテールキーワードで勝負する事をお勧めする。
2,Web戦略の決定
Webサイトを構築するにあたり、そのサイトをどう活用して数字を発生するのか、明確にする。
戦略候補
1,グーグルアドワーズ・ヤフープロモーション広告などの有料インターネット広告を活用する。
2,地域の紙物媒体の広告に掲載する。
3,広告費を計上できないので、WordPressの投稿機能を使用しコンテンツを発信=コンテンツSEOを行う
4,その他
まだまだ色々と戦略はあるかと存じますが、わかりやすく候補を上げると上記のような手法が一般的。
必ず戦略ありきでWebサイトを制作する。
理由は ?
1,のインターネット広告=リスティング広告=PPCクリック課金型に使用する場合は、それ用にサイトを制作しないと、後々右肩下がりのジリ貧状態になる可能性が高い。
特に、2,のために作ったサイトをそのまま使用したら、さらにそのリスクは増えることもある。
2,に使用する場合は、オフィシャルサイトという形でデザインや事業内容とWebサイトとの整合性が保てる・イメージが伝わるWebサイト構築が優先となる。
3,コンテンツSEOで、自力で頑張る場合は、グーグルなどのクローラー(コンテンツを発見して、持って帰って、検索表示してくれるシステムロボット)が巡回しやすいソース構造を使用した、Webサイトにしなければならない。
重たい画像や複雑なプログラムは搭載せず、コンテンツの質を上げ、クローラーを呼び込む事に重きを置かなければ競争に勝てない。 検索エンジン対策を考慮したソースと構造化するという事だ。 |
3,いよいよWebサイト制作・落とし込みページの決定
こちらの惑通りターゲットキーワードを打ち込んで、Webサイトに閲覧しに来た見込み客を着地させるためのページを決定しておく。
もちろんトップぺージでも良いのだか、貴方のビジネスの有益性やお得感などを記載したページを明確にしておく必要がある。
よく言われている ”キラーコンテンツ” ページに着地させられたら勝機あり。
離脱律・直帰率の高いWebサイトとなってしまったら、後々巻き返しは苦労が多くなる。 “ターゲットキーワードと、Webサイトとの整合性をきちんと保つ” が、大前提。 もっと言えば、リアルなビジネスとWebサイトの内容がイコールでなければならない。 |
この整合性が取れてないと、グーグルやヤフーなどの検索上位表示は、夢の又夢となる。
すべては整合性から始まります。
偽り・虚言・誇大のWebサイトは現在の検索エンジンには、必ずはじかれます。
4,スマホユーザーを意識する
レスポンシブ=スマホ最適表示が当たり前の現在。
2015年4月にグーグルがモバイルフレンドリーを打ちだしてからは、必然となりました。
毎日、毎日、アナリティクスでアクセス解析をしていると、B to C ビジネスを行っている方のWebサイトに閲覧するユーザーの70%以上は、タブレットを含んだモバイルという事がハッキリと浮かびあがってきます。
わたくしのようなWeb制作という商売でも、60%以上がモバイルからのアクセスという日も多々あります。
よってパソコン目線でWebサイトを考えないで、スマホ目線でページを制作してゆくが必然となります。
階層を深くしない
・親ページからの子ページ、そして孫ページのリンクという構成は、極力行わない。
・見た目優先のプログラムは使用しない。
・縦に見て行くと完結するページ構成がgood。
タップで電話をかけられるシステムを搭載する。
コンテンツを見て必要性が高いのなら、メールで問い合わせしてくるより、電話してくるのが必然。
特にレンタルスタジオなど、予約してもらう商売の場合は、「圧倒的に成約率が高いのは電話」と取引先の社長さんが言っていました。
わたくしの商売でも圧倒的に電話での成約率が高いとなっています。
ならば、タップで電話できるバナーを貼るは必然となります。 |
まとめ
まだまだ色々とありますが、其の一 はこの辺にしておきます。
わたくしも27年前に独立・開業いたしました。
20年前にSHOPを開店する時に、国民金融公庫(現在は変わってますね)から借り入れもしました。
独立・起業の楽しみや気苦労は痛い程わかっています。
また、Webサイト構築も商売としてのロジックではなく、自分が経験して成功・失敗を繰り返し認識したものです。
最初が肝心という言葉と、整合性を保つという事が、商売には大切と感じております。
また、先に申し上げた通り、銀行借り入れ=借金もいたしました。
綺麗ごと抜きで申しますと、金利の付くお金を運用して利益をださなければ、商売は立ち行かなくなります。
間違いなく。
よって、Webサイト構築も、なにも戦略を決めないで構築するは討ち死にとなります。
「猫しか通らない裏通りの路地に店をオープンした」とイコールな状態になります。
戦略とターゲットキーワードだけは、明確にしてからWebサイトを構築ください。
それが最善であり最適です。